新しいSNS「マストドン」っていったい何よ?面白がって、あれこれやってみた(前編)

      2017/04/22


先週、突如メディアで取り上げられた途端、急激にスポットライトを浴び人気超急上昇してきている話題のSNS「マストドン(mastodon)」。
「マストドン」とは、ミニブログサービスを構築するためのフリー配布のシステムプログラムを使って、開設したい管理者ががサーバーに開設することで運営・運用されているソーシャルネットワークサービスです。使い勝手的には、先行既存SNSのTwitterと巨大掲示板(ちゃんねる系)の良い所を組み合わせてさらに使い勝手を良くしたという感じでしょうか。
オープンソース(プログラムの無償配布)を行っているSNSなので、誰でも、大容量のサーバーもしくはクラウドがあれば(大容量じゃないと厳しいみたいです、登録者が増えると普通のサーバーなら呆気無く飛ぶそうで…)開設することができるそうで、今、世界各地のみならず日本でも、インスタンスと言われるサーバーに開設されたマストドンが軒並み急増中です。日本でも、日本初のマストドンと言われる大学生ぬるかる氏による「mstdn.jp」が今月10日に登場してから、あっという間に話題となり、早速追随してマストドンを開設するフォロワーも増えてきています。(今のところ、爆発的とは言わないまでも)
私自身は、今のところ、有志の立てた個人開設インスタンスでは先述の「mstdn.jp」英語版だが日本語も通じる「mstdn.cloud」、公式インスタンスでは有名お絵描きサイトPIXIVが開設した「pawoo.net」ニコニコが開設した「friends.nico」、そして開発者のオイゲン・ロッコ氏本人が運営する旗艦インスタンス「mastodon.social」、その5つに入っています。まだまだ増えてきているインスタンスで、良いものがあれば探してみたいと思いますが、日々増えてきている日本サーバーのマストドンを探したい場合は、こちらのリンク集が大変便利なのでご紹介しておきます。

個人と公式の別に掲載【マストドンの日本サーバーリスト】
http://shimaguni.symphonic-net.com/mstdn/
カテゴリー別に掲載【Mastodon(マストドン)のインスタンス一覧 – coron.tech】
https://coron.tech/mastodon/instance/

さて、2017年4月に突如表舞台に躍り出て脚光を浴び、あっという間にネットニュースでの話題の頂点に上っている「マストドン」ですが、登録してみてもなかなか上手くいかない、登録できたとしてもその使い方がいまいちわかりにくい、ということで躊躇している方もいらっしゃるかもしれません。私ASANOYAもそうでした(笑)でも、とっても面白そうなので、頑張っていろいろ試して使ってみて分かった事を当ブログにてご紹介したいと思います。今回はその前編として登録方法と普段使いに便利なスマホアプリ等スタートアップに関する情報をご紹介します。

マストドンのアカウント登録方法

先述の「日本のマストドンのインスタンスリスト」で自分の好みに合ったインスタンス(サーバーに開設されたマストドン)を選んで、ユーザー登録してみましょう。全てのマストドン共通の登録方法です。スマートデバイス用ブラウザ(下記の説明ではGoogleChromeのiOS版アプリ)を使用しています。

ユーザーアカウント登録

好みのマストドンのURLページに行くと、登録用画面(「/about」ページ)へと飛ばされます。

日本語版仕様になっているマストドンは日本語訳で本文が書かれています。稀に英語版そのままのものもありますが。

こちらにユーザー登録をしていきます。
「ユーザー名」に半角英数字で好きなアカウント名(URLになります)を入力→メールアドレスを入力→パスワードを入力
パスワードは「パスワード」と「新しいパスワード」のどちらにも、同じものを入力します。
【ここでちょっとした裏技!】複数のマストドンに登録する場合、全ての登録のメルアドとパスワードを別々に登録するのは面倒…ということがあるかもしれません。実は、マストドンで使われているサーバーは管理者が個別なので勿論開設されているサーバーも別々で、Twitterのような一極集中型サーバー使用ではありません。なので、アカウント登録の際は全部一緒のメルアドを使ってもよいかもしれません(自分がきちんとわかっていれば、の話)。但し、パスワードのほうは、確かに一緒のものを使えなくもないですが(ASANOYAのほうで試験済)、セキュリティ上好ましくないのでインスタンスごとに違うパスワードを使うと、自分でもどこのインスタンスを使っているかがわかりやすいかと思います。


すると、登録したメールアドレスに確認用のメールが送信されてきますので、所定のリンクをクリックするとアカウントが有効化されます。

マストドンのプロフィール編集

めでたくアカウント登録が完了したので、投稿するよりも先ず、便利にする各設定をきちんとやっておきましょう。

先ず、プロフィール画面をタップし、画面を下へとスクロールすると、設定画面が現れます。


「名前」は30文字以内なら好きなものでよいと思いますし、自己紹介も160文字以内に収められるように好きなように書くとよいかなぁと思いますが(この辺はTwitterと同じ)、アイコン画像とヘッダー画像の設定はファイルの容量の数が小さければ小さいほど良いです。スマホで撮った写真は容量が大きいので軽くしておくとよいかもしれないです。実際的には色数が少ない(カラフルだと間違いなく容量を食います)ほうがエラーを起こさずに即アップロードしやすくなるかと思います。

鍵アカウントにしたい場合は、このプロフィール編集の画面から行います。「非公開アカウントに設定する」にチェックを入れると、鍵アカウントにすることが出来ます。

ユーザー設定

そして、マストドンに登録したら、必ずやっておくべきなのが、この「ユーザー設定」です。
トップの「設定」から「ユーザー設定」に飛んで、下へスクロールするとユーザー設定画面が出てきます。

これは「mstdn.jp」のユーザー設定の画面↑
「mstdn.jp」に関しては、マストドンのオープンソースのバージョンが古いのを使っているのかそれともシステムに組み込んでいないのかはわかりませんが、この「ユーザー設定」画面が他とは若干仕様が違います。しかし、内容的にはすべてのマストドンのユーザー設定の方法は変わりません。ここでは「mstdn.jp」の画面を使って説明します。
この画面中の「言語」を「日本語」に、そして、「投稿の公開範囲」を「全体に公開」に設定しておきます。
日本語のみで使いたい場合は「言語」は必ず「日本語」にしておいてください。「投稿の公開範囲」については、他の「全体へ公開するが、公開タイムラインには表示しない」や「フォロワーのみに表示」にしても、その辺は好みでよいと思います。個人的には、最初は「全体へ公開」にしておいて、後から変更するとよいかと思います。

そして、通知方法についての設定です。
この辺りも好みでよいかとは思います。全部外してしまっても構いません。私の場合は「mstdn.jp」では「フォローリクエストを受けた時にメールで通知」のみにチェックを入れています。

さて、ここでユーザー設定の仕様が別バージョンのものがあると前述しましたが、ニコニコ動画のマストドン・インスタンス「friends.nico」とかのいくつかのインスタンスでは「アニメーションGIFを自動再生する」という項目が入ってきます。

これに関しては、外しても外さなくてもいいですが、自動再生されるのが嫌な場合はチェックを外しておくのが無難です。

セキュリティ対策設定

ログイン情報

パスワードを変更する場合に使います。現在使用しているパスワードと新しいパスワードを用意して、変更を保存してください。
前述のとおり、複数のインスタンスに入っている場合、すべてのログイン用パスワードが同じものでもできなくはないものの、だからと言って面倒だからとすべて同じパスワードを使うのは大変危険な行為です。セキュリティ上、好ましいことではありません。必ず各インスタンスだけのパスワードを使用しておきましょう。

二段階認証

本来なら、これもしておくべきではありますが、現在、マストドンを開設するインスタンスが急増しており、しかも弱いサーバーでの運用でサーバーがパンクしてしまって不通になってしまったり、PIXIVのようにポルノ投稿が多いとみなして開発者がブロックをかけてしまうという事件がありましたが、そういうトラブルで突然閉鎖になってしまうことも考えられますので、なるべくなら設定しておいたほうが良いのですが、今はひとまず、様子を見ておきましょう。

参考記事:Mastodon開発者とpixivのPawoo、ロリ絵対策について議論する - ITmedia NEWS http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/16/news009.html

ローカルと世界

マストドンがTwitterと違うのは、この連合タイムラインとローカルタイムラインという二つのタイムラインがホームにあることでしょうか。

連合タイムラインでは、インスタンス同士でリンクし合っている(開発者が運営しているフラッグシップ・インスタンスも必ず含む)マストドン上にアップロードされているポストが表示され、ほぼ秒速で流れていきます。
複数のマストドンが連合している状態でのタイムラインなので、リンクしあっている(連合している)マストドン・インスタンスやユーザーが多ければ多いほど、ゆっくりと追うのは厳しいかもしれません。

ローカルタイムラインでは、登録しているマストドン内での全部のユーザーのポストが表示されます。
こちらもかなりの流れの速さなので、ついていけない状態になりやすいのと、スマートデバイスからでの閲覧はパケット通信の容量をかなり食う可能性が高いので注意しておくとよいでしょう。

連合タイムラインとローカルタイムライン、いろんなユーザーを知ることができ、情報が大挙して押し寄せるので情報の波に溺れてしまいそうになるくらいですが、雑多の情報の波に全部にいちいち付き合っていると、時間もデバイスの容量もかなり食うので、見ないほうがよいかもしれません。っていうのもアレなんですけど。
ちなみに、説明のために写真を載せておりますが、アカウント名の右側に緑色のチェックのアイコンが表示されているものは、Twitterにはある公式アカウントの標示ではありません。絵文字で作った偽物です。マストドンは公式アカウントの類は現在公式認証制度はないそうです。
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マストドンに「Twitter公式」名乗るアカウント大量発生 もちろん偽物 - ITmedia NEWS http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/21/news096.html

マストドンを利用するためのアプリ・Webクライアント

マストドンは本体サイトでも結構見ることができますが、スマホでチェックしておきたい場合やスマホから投稿したい場合は、クライアントやアプリを使うとよいかもしれません。

スマートデバイス用アプリ

複数アカウント利用に対応してはいないのが惜しいところですが、メインのインスタンスをアプリで見る、という使い方で利用すると便利です。
iOS版マストドン用アプリ Amaroq for mastdon


私はiPhoneユーザーなのでこちらを利用しています。ただ、複数インスタンスは登録できず切り替えも不可なので、「mstdn.jp」のみこのアプリを利用しています。

Android版マストドン用アプリ tusky


Android版はこちらになるようです。

PC用クライアント

PCでも、普通にブラウザからマストドンを見ることができますが、こちらに関してはWindows・Mac・Linux共通、iOS・Androidのスマートデバイスでも使えるクライアントソフト「Web-based Desktop Client for Mastodon」を使うのが便利です。こちらの「Github」のリンクからダウンロードできます。
https://github.com/rhysd/Mstdn

複数のインスタンスに入っている場合は、スマホ・PC共に使えて便利で、その使い勝手も一番いいのはやはり「Google Chrome」かもしれません。

このように、マルチタスクでインスタンスごとに切り返しやすいので、わりと使い勝手が良いです。私はこのように使っているのですが、クライアントソフトを入れるのであれば、それよりも「Google chrome」でのマストドン利用をお勧めしたいと思います。

次の更新では「後編」として、マストドンの使い方について、私なりの方法論を書きたいと思います。


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