ソーシャルマーケティングを考える(2)Instagramの視覚的訴求力をマーケティング活用する

      2016/02/23


Instagramは2010年にApple Storeに初登場してから飛躍的に成長し続けている画像共有アプリです。SNSの中では、比較的新しい部類、もしくは中堅の部類に入るかと思います。近年、「インスタグラマー」なる言葉が登場してきたように、メディア等で引っ張りだことなっているアカウントもあるほど。ユーザー数が特に若年層ユーザー数の伸びが著しく急成長を見せています。芸能人や海外セレブアイコンのアカウントのフォロワー数は何十万~何百万単位で、Instagramから前述した「インスタグラマー」なるソーシャルアイコンの登場もあり、流行の勢いはここ近年かなり増してきています。
写真をデジタル撮影したりフィルターを使った画像加工をしたり15秒間だけですが動画をアップロードすることにより、同サービス内にUPしたり他のSNSと連携でUPしたりして、ビジュアルメインの投稿をして他のユーザーに見てもらう、という図式となっています。
他のSNS、とりわけ、ハッシュタグ使いでは似たもの同士のTwitter、Instagramを買収した主のFacebookとも連携出来ることから、どうしてもFacebookやTwitterのような使い方をしてしまいがちですが、それを以てしてもInstagramにFacebookやTwitterと同じ効果は期待出来ません。同じSNSの括りとは言え、意外にも似て非なる部分があるからなのです。

全開のTwitterの項で、ハッシュタグやトレンドキーワード、それらのタイムラインを使ったソーシャル・マーケティングについてご紹介しましたが、Instagramでも、トレンドキーワードは除いて、ハッシュタグやそのタイムラインで展開することでマーケティング活用やその戦略を応用できます。
また、Instagramは動画も載せることが出来ます。但し、アップできる時間は15秒間のみの尺ですがテレビCMが大体15秒間くらいと同じ尺なので、宣伝動画を載せるならば視覚的にも十分な宣伝ツールとしての効果が期待出来ます。確かに、TwitterやFacebookでも動画が流せますが、Twitter・Facebook・instagramそれぞれのユーザーの年齢分布図を見る限り、若年層ユーザーの数はInstagramも、そしてその若年層に対する情報拡散力はInstagramにも十分備わっていると見て取れます。旬のトレンドに関するキーワードを中心に旬の情報を素早く流し、それを多方面へ拡散させることは、Instagramでも可能な領域だと言えます。

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スマートフォン利用者の92%がSNSを利用 ~ニールセン、SNSの最新利用動向を発表~ http://www.netratings.co.jp/news_release/2015/01/Newsrelease20150127.html

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今回の記事では「ASANOYAが考えるソーシャルマーケティング」の第2回として、Instagramはどこまでソーシャル・マーケティングに活用出来るのか、そしてビジュアルコンテンツを拡散することによるエンゲージメント成約の為のマーケティングがどこまでアピールとブランディングを高められるのか…について、また今回も(笑)手の内を明かさないぎりぎりのラインまで突っ込んだ内容を書きたいと思います。

※当シリーズ記事は、2012年3月8日にASANOYAが客演したセミナー「SNSって情報が伝わるの?~既存メディアとソーシャルメディアの情報伝達力」を元にしております。

Instagramにおけるビジュアル・アピールについて

このハッシュタグを付けることで、自分のアカウントをフォローしてくださっているユーザー以外の他のユーザーにもハッシュタグ伝いで辿り着いてもらい存在を知っていただけるようになったり、膨大な数UPされている投稿の中から検索で見つけてもらったり、そのキーワードに関する写真だということで「顔を知ってもらう」というようなことが出来たりする…等、幾つかの利点があります。やはり、写真を見ていただいて自分の存在を知っていただくこと、ひいては自分の事を知っていただくこと。そのためのハッシュタグの活用はターゲット層に直接的な感動と印象を与えるための重要なツールとなり得るのです。
Instagramはキャプション(説明書き)よりも写真の視覚的訴求力にユーザー側の重点が置かれるため、自分の興味や関心の為に検索をして好みや惹かれる画像を探し出すのもInstagramユーザーにとっては重要なコミュニケーションとなっています。
Instagramではサービス開始してからフィルターエフェクト(フィルター掛け機能)のおかげで、若年層を中心にオシャレなイメージを打ち出しハイ・ブランディングしてきました。「『Instagram』はオシャレ」というイメージが定着しつつあるここ最近のトレンドは映像・動画にもそのイメージを求められてくるようになりました。写真画像には静的ながらも高い訴求力を求められるようになってきているため、2013年6月下旬から投稿可能になった動画も投稿できるようになったので、写真画像と同様若しくはそれ以上の動的な訴求力も求められていくようになりつつあります。いずれも、情報のイメージ戦略が磨かれていくことでより正確さの精度や質が高くて良い情報が求められていくようになっていき、その事で、ビジュアル・コンテンツとしてのリアリティのあるストーリー性を持たせる事が求められ、ハッシュタグを付けることによりエンゲージメント(ユーザーのアクション反応率)を高めることでそれに応えていけるような、相乗効果のある訴求力を可能にしたと言えるでしょう。

Instagramでも「ハッシュタグ」は重要アイテム

どのSNSでも使うことが出来る「ハッシュタグ」はInstagramにもあります。そして、ソーシャル・マーケティングツールとして活用するならば、Twitterもそうですが、Instagramでもハッシュタグの使い方がとても重要なのです。
ただ単にキーワードをコメント欄に書くだけでは、キーワードに関するハッシュタグの写真を閲覧できる検索システムを持っているInstagramの機能を最大限活用していないと言えます。Instagramで写真を検索する場合は、「先ずシャープ(# 半角入力)を付ける」→「キーワード入力」→「ハッシュタグを選択」という段階を踏む必要があり、ネットでの検索と違ってハッシュタグが付けられていないと、検索の対象にならないのです。
ハッシュタグ無しでは、Instagramをマーケティングツールとして使うには弱すぎてしまう…という事が起こりやすくなるのです。

画像をアップする際にハッシュタグを付ける

画像をアップロードする前にキャプション(説明書き)を入力しますが、その際に、「ハッシュタグ」を書き込みの際につけていきます。
投稿した写真にコメントや「いいね」が付かないとしたら、ハッシュタグが無いのが原因の一つかもしれません。写真の出来や良し悪し以前に、ハッシュタグが付けられていないと、自分のフォロワー以外の全ユーザーがあなたの写真に辿り着かなくなってしまうようになるのは勿論、検索対象ポストとして上がってくることもありません。ハッシュタグを付けることで、Instagramで検索した場合必ず上がってくるようになってくるので、全ユーザーに分かりやすく見つけてもらいやすくするには、必ずハッシュタグは忘れないようにしましょう。

ハッシュタグの付け方はとても簡単で、キャプション(説明書き)にシャープ(# 半角入力)をつけて文字を入力するだけ。これだけでリンクが自動的に作られ、ハッシュタグとして機能してきます。
また、コレが一番誤解されることなのですが、一所懸命にハッシュタグをつけてもハッシュタグ化しない要因としては「シャープ(#)を半角英数で入力していない事」と「ハッシュタグの前後に半角スペース(空白)をきちんと挿していない事」が考えられます。必ずこの2つは忘れないようにしてください。これを間違うと、ただのテキスト(言葉・文章)だと判断され、ハッシュタグとして認識されません。

そして、ハッシュタグを付けることが出来るのは投稿者本人のみ、それ以外の人が付ける際はコメント欄にハッシュタグをつけることでハッシュタグタイムラインのニュースフィード画面に載ります。そして、1つの投稿に付き、利用できるハッシュタグは30個くらいが限度です。しかし、関係のないキーワードでのハッシュタグ生成は見た人の心証を悪くするのでおやめになられたほうが良いでしょう。

人気の高いハッシュタグを選定すること

シャープ(#)を付けてキーワードを入力すると、ハッシュタグ候補として挙がってきます。最後まで入力すればするほど、精度がより増していきます。英語ハッシュタグが主ですが、日本語をはじめとした多言語でもハッシュタグが付けられますので、色々と工夫してつけてみると良いでしょう。

人気のあるハッシュタグを探すには、前述の方法のほかに、「人気 ハッシュタグ」で検索すると出てくる「まとめサイト」等で調べることが出来ます。また、検索で人気ハッシュタグを探すことが出来るサイト「Hashtagify」( http://hashtagify.me/ )なるサイトもあり、簡単に人気タグを探すことが出来て便利です。

Instagramで出来ない事一覧

スマートデバイス用のアプリとして特化し進化し続けるInstagramでも、出来ない事というか弱点というものは存在します。
URLは書けるけど自動リンク張れない…ハッシュタグというリンク機能はありますが、外部の別のURLをリンクしても全くリンクが晴れていません。

instagramのPC版からは閲覧のみで投稿が出来ない
スマートデバイスからの送信による画像投稿だけではやはりビジュアルを求めるのは少々難しい所もあります。PCから画像加工編集をした後にそのまま投稿する事で写真画像の高解像度を実現できることが出来るようになり、より良いエンゲージメントを得られるようになります。
InstagramのPC版はキャプション(説明書き)・コメント欄の編集が出来ない
スマホアプリ版では投稿は勿論キャプションは編集できますが、PC版からは閲覧と「いいね」とコメントの3つだけしか出来ません。
しかしながら、InstagramのPC版からでは投稿が出来ません。その代わり、投稿が出来るWebアプリケーションがあります。「Gramblr.」(http://gramblr.com/uploader/)というサードパーティー製のソフト(Win・Mac兼用)です。
「Gramblr.」については、こちら↓のページで紹介されています。
【裏技】Instagram(インスタグラム)にパソコンから投稿する方法|ferret [フェレット] https://ferret-plus.com/1862

また、使用できるのはWindows限定ではありますが、Microsoftユニバーサルアプリ「Intapic」というものがあります。日本語版は無く英語版のみですが、Instagramのスマホアプリ版と同じようなユーザーインターフェースなので、PCからでもスマホアプリの使い方でOK、操作方法もInstagramと同じように使いやすく直観で分かりやすいという長所があります。
Windows パソコンからInstagramを投稿する方法 | Tanweb.net http://tanweb.net/2015/12/25/5873/
宣材写真としてInstagramへの投稿を考えているのであれば、質の高い美しい写真を載せておくことはかなり有効だと思います。完成度の高い美しい写真はユーザーの目を惹き、アクティブユーザーアクセス数を飛躍的に向上させ、延いては、集客という目的へと繋がる確率が比例して高まっていくのです。

Instagramと他SNSを連携させる

ワンクリックで瞬時にアカウントのある全てのSNSへ同時に投稿することが出来るSNS連係機能。この機能は他のSNS(Facebook・Twitter等)からの投稿するというのがそのSNSユーザーから顰蹙を買う場合もあり、また、複数のSNSのうちの一つにアクセスしてきた閲覧者に対し無駄に他SNSへの誘導をすることにより閲覧者の手間を増やさせ「サイト間導線」の無駄使いを引き起こしかねない、という弱点があります。特にFacebookやTwitterは、どちらかというと文章を読ませる系の投稿をする場合が多くまたその更新頻度も高いユーザーが数多く存在することから、連携するのがあまり好ましくない立ち位置に居ます。しかしながら、Instagramは文章よりも写真や動画に投稿の価値や重要性があり、写真というのは数多く投稿されていても流れのままに目を滑らせるという特質があり、その流し見の中で一瞬でも目に留まるかどうかが勝負というような部分もあることから、他SNSとの相性は良いと思います。とりわけFacebookとは相性抜群。InstagramはFacebookに買収され子会社化したことでより一層強い関係性がある事から、Instagramの綺麗でおしゃれな雰囲気の写真が嫌味無く受けが良いという長所があります。Instagramに関しては必ず他SNSと連携させておくべきだと私は考えています。

InstagramをWordPressサイト・ブログでギャラリーサイト化させる

この記事の最後に、もっと高度な使い方である、WordPressサイトにギャラリー表示させる方法を、簡単にではありますがご紹介いたします。
上述で説明しましたInstagramをハッシュタグ使いによってもっと高いエンゲージメント性を向上させるという目的のマーケティング活用法とは少し毛色が違いますが、お洒落でセンスのある雰囲気の良い写真が掲載されていることで有名なInstagramの特性を活かし、自店舗や自社のWebサイトでの宣材写真という扱いのギャラリーサイトを作る事もまた、Webサイトから見込み客を来店や購入という形で誘導するための集客ツールとして最適な方法と言えます。それこそがInstagramが持つ視覚的訴求力をマーケティング戦略として活かせられる集客への重要ツールとなり得るでしょう。

WordPressプラグイン導入でギャラリーサイトを作る

宣材写真としてInstagram及びInstagramに載せた写真を転用する際に、わざわざコピー&ペーストでサイト内にCSSで枠を組み込んで写真も全部アップロードして綺麗に並べて表示して…となると、それらの作業をその都度こなすのも大変ですし、何よりリアルタイム表示で無いが為に見込み客を逃してしまう可能性があります。これでは、せっかく訪れたお客様に自店・自社の情報を提供する事はおろか、見込み客を集めることさえも難しくなってしまいます。せっかくならば、リアルタイム更新でキャッチーな写真をアップロードしてすぐにWebサイトやブログに反映させて新鮮な情報をご覧になっていただけるよう、Instagramをサイトでの集客に利用できるプラグインやサービスを導入しておくと良いでしょう。
以下に、WordPress内でInstagramを自動的に読み込んでギャラリー表示させることが出来るInstagramプラグイン、Instagram APIをjQuoryで動かしギャラリービューを表示させるスクリプト、それらをご紹介します。

Alpine PhotoTile for Instagram
WordPressでInstagramのギャラリーページを作る方法 - えじの自由帳 http://sakueji.com/wp-instagram-gallery/
jquery-instagram
Instagram API を jQuery で表示させる『jquery-instagram』 | InfinityScope http://infinityforest.net/home/archives/1787

ブログ記事にInstagramのポストを表示させる

サイトのトップページからアクセスしてくるだけでなく、検索エンジンで見つけたページがたまたま自社ブログだったという場合、記事にInstagramのウィッジェット(窓表示)があればInstagramの写真を載せているとその分エンゲージメントの確率は上がります。自社ブログに乗せたInstagramのウィジェットからInstagramアカウントに流入してくる確率も増え、ファンとなってフォローしてくださる確率というのもその分高まります。自社WebとInstagramアカウントそして他のSNSアカウントへ…若しくはその逆流入、という流れを作る為にも、Instagramのウィジェット表示が大きな役割を担ってくれるでしょう。以下に、RSS配信によるリアルタイム更新を可能としたギャラリーページ生成プラグイン(レスポンシブ対応)、カラムにはめ込んだりブログ記事内に埋め込めるウィジェットサービスをご紹介します。

RSS.stagram
Instagramの写真フィードを自動生成してくれるサービス「RSS.stagram」- 二十歳まっしぐら http://20kaido.com/archives/3552324.html
Instagram Feed
http://netaone.com/wp/instagram-feed/

Instagramの使い方に関する解説ページはこちらをどうぞ。
予め使い方を学んでおくと、より一層、快適なInstagramライフが楽しめると思います。

Instagram(インスタグラム)をはじめよう:使い方徹底ガイド 64記事 https://nanapi.jp/web/instagram
Instagram動画の知っておくべき5つの特徴と基本的な撮影方法 https://nanapi.jp/101590
【裏ワザ】こんな使い方もあったの!? 近頃のInstagramは進化してるらしい!! / iPhone女子部

http://www.iphonejoshibu.com/iphonejoshibu.php/tips/81739/


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